胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2023年4月の当院での胃カメラ件数は114件でした。
2023年5月の当院での胃カメラ件数は126件でした。
2023年6月の当院での胃カメラ件数は147件でした。4-6月の合計387件でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2023年4月の当院での大腸カメラ件数は72件でした。
2023年5月の当院での大腸カメラ件数は69件でした。
2023年6月の当院での大腸カメラ件数は74件でした。4-6月の合計215件でした。
4.5.6月387件のうちの多くが、異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。また、ピロリ菌の除菌治療は32件(一次除菌29件、二次除菌3件)でした。
またこの3ヶ月間、当院でアニサキスの内視鏡除去治療を施行した方が2名いらっしゃいました。
その他、要加療の腫瘍性病変を3例認めました。
2例は早期胃癌のため内視鏡治療(ESD)目的に総合病院へ紹介致しました。1例は8月に内視鏡治療予定、もう1例は微小病変のため当院での生検にて消失したため7月に経過観察を予定しております。他の1例は、総合病院にて外科的加療を施行いたしました。
4.5.6月215件のうち当院で大腸ポリープ(大腸腺腫)を切除した方は84例でした。
また悪性疾患を4例の方に認めました(ポリープと重複例もあります)。
4例はいずれも早期大腸癌で内視鏡治療を施行しております。1例は当院で内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行、他の3例は総合病院に紹介し全てが内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)施行され治癒切除となりました。
今回は3ヶ月間での報告となりましたが、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)387件施行し胃癌が3例、アニサキス症2例、ピロリ菌除菌32例の結果となりました。
また、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)215件を施行し早期大腸癌4例を認めました。
胃悪性腫瘍の方はいずれも自覚症状が無く、がん検診による発見でした。大腸悪性腫瘍の方は貧血、便秘、血便、および自覚症状のない便潜血反応陽性の方でした。
今回腹痛を主訴に受診され、問診上アニサキスを疑った2例の方はいずれも胃アニサキスを認め内視鏡にて異物除去術を施行しております。
また昨年度末ですが、心窩部痛にて当院を受診された方に腹部超音波を施行し膵臓癌を認めたため、総合病院に紹介し先月無事に手術治療を終えられたとの報告書が届きました。当院では腹部超音波も医師が施行しているため、症状のある方や健康診断で肝機能異常を指摘された方は受診をご検討ください。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の院長が担当しております。また院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療しております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。