胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2023年7月の当院での胃カメラ件数は114件でした。
2023年8月の当院での胃カメラ件数は137件でした。
2023年9月の当院での胃カメラ件数は141件でした。7-9月の合計392件でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2023年7月の当院での大腸カメラ件数は65件でした。
2023年8月の当院での大腸カメラ件数は82件でした。
2023年9月の当院での大腸カメラ件数は70件でした。7-9月の合計217件でした。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の結果
7.8.9月392件のうちの多くが、異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。また、ピロリ菌の除菌治療は23件(一次除菌22件、二次除菌1件)でした。
またこの3ヶ月間、当院でアニサキスの内視鏡除去治療を施行した方が2名いらっしゃいました。
その他、要加療の悪性腫瘍を5例認めました。また、Group2と腫瘍が否定できないため経過観察とした方もその他1例認めております。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の結果
7.8.9月217件のうち当院で大腸ポリープ(大腸腺腫)を切除した方は79例でした。
また悪性疾患を2例の方に認め、いずれも当院で日帰りにて切除施行しております。(ポリープと重複例もあります)。
考察・まとめ
今回も3ヶ月間での報告となりましたが、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)382件施行し胃十二指腸悪性腫瘍が5例、アニサキス症2例、ピロリ菌除菌23例の結果となりました。
また、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)217件を施行し早期大腸癌2例を認めました。
胃悪性腫瘍の方はいずれも自覚症状が無く、がん検診による発見でした。大腸悪性腫瘍の方は貧血、便秘、血便、および自覚症状のない便潜血反応陽性の方でした。
今回腹痛を主訴に受診され、問診上アニサキスを疑った2例の方はいずれも胃アニサキスを認め内視鏡にて異物除去術を施行しております。
また7月にですが、胃痛にて当院を受診された方に腹部超音波を施行し膵臓癌を認め総合病院に紹介し現在術前化学療法中、来月手術予定となっております。こちらの方は半年前から腹痛を自覚し近医受診、胃炎の診断で胃薬の処方を半年以上繰り返されておりました。
当院では腹部超音波(予約制)も医師が施行しているため、症状のある方や健康診断で肝機能異常を指摘された方は受診をご検討ください。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の院長が担当しております。また院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療しております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。