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胃カメラ件数の詳細
例年4月の当院での胃カメラ件数は40件前後と少なめです。これはさいたま市のがん検診が4月は始まっていない影響と考えられます。特に昨年4月は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言もあり33件と非常に少ない状況でした。その反動からか今年は、4月1日~4月24日までの約3週間で80件の胃カメラを施行させていただきました。
胃カメラの結果
ほとんどの方が、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でしたが、悪性腫瘍(癌、リンパ腫)も3件の方に認められました。また、その他1例に胃腺腫(前癌病変)を認めました。また、その他に2例の方で悪性腫瘍が否定できず、総合病院へ紹介し精密検査中の方がいらっしゃいます。
考察
今回これだけ多くの頻度で悪性腫瘍が認められたのは、新型コロナウイルスによる受診控えによる影響と考えました。症状があっても我慢してしまい、しばらく受診の決断ができなかった方もいらっしゃいました。また悪性腫瘍の3件の方は、いずれも2人が初めての胃カメラ、1人が3年ぶりの胃カメラでした。
胃痛、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、家族歴、ピロリ菌感染歴などのご心配がある方は、一度受診を検討ください。当院での胃カメラおよび大腸カメラは麻酔を使い眠りながらの検査も行っております。またすべての検査を、内視鏡指導医・専門医、消化器病専門医の院長が担当しております。お気軽にご相談ください。