医療法人誠恵会 のなか内科

症状別疾患
Symptomatic Diseases

夜間頻尿(夜間多尿)・排尿障害 / その他の疾患

はじめに

排尿に関する症状は、様々なものがあります。尿の勢いが悪く出きらない等の前立腺肥大症などによる症状が一般的に広く知られておりますが、その他に尿意切迫感や尿漏れなどがあり性別や年齢によっても症状やその疾患が異なるため、気になる症状がある場合は一度受診をご検討ください。

夜間頻尿(夜間多尿)とは

夜間頻尿は、前立腺肥大、睡眠時無呼吸症候群、水分摂取過多や高血圧症などでも認められます。その他に、脳下垂体とういう部位からのホルモン放出異常による夜間頻尿もございます。

当院では排尿日誌を作成していただき排尿状態を確認の上、治療の必要性やその治療法などを判断しております。特に高齢者で1日尿量に対する夜間尿量の割合が33%以上で夜間多尿といい、内服加療の検討が必要です。

正常な排尿とは?

日中の排尿回数:起床後から就寝までの排尿回数は8回以下が正常とされております。

夜間の排尿回数:年齢にもよりますが、1回以下が正常とされております。

1回排尿量:年齢や体格、季節でも異なりますが、200~400mlが正常とされております。

1日尿量:1回排尿量と同様ですが1000~2000mlが正常とされております。また、体重の40倍以上の尿量でも多尿と言われております。

夜間頻尿の対策

水分摂取過多に注意:夕方以降の水分の過剰摂取に注意しましょう。またカフェインやアルコールは利尿作用があるためなるべく控えてください。

塩分制限:塩分の過剰摂取により尿量が増えることがあります。塩分過剰摂取で高血圧となるため、降圧作用により夜間頻尿となることもございます。

下肢のむくみ:年齢とともに下肢がむくみやすくなります。むくみは夕方から午後にかけて増してきて、睡眠後の翌朝にはむくみが軽減していることを経験された方もいらっしゃるともいます。このむくみの軽減は夜間の排尿による効果であり、そのため夜間頻尿の原因ともなります。対策として日中のうちに少しでもむくみを減らすことが大事です。日中から夕方にかけての軽い運動や下肢の挙上によるむくみの軽減をお試しください。

まとめ

近年、健康志向による体調管理や医療の進歩に伴い、平均寿命だけでなく健康寿命も伸びて

きております。その影響か夜間の頻尿にお困りの方が多く見受けられます。前立腺肥大、高血圧症や睡眠時無呼吸などによる影響も考えられますが、脳下垂体からのホルモンによる症状の可能性もございます。上記は当院でも加療を行っておりますので、症状が気になる方はお気軽にご相談ください。なお、症状に改善がない場合は当院から近隣の泌尿器科専門医へもご紹介可能です。あわせて御気軽にご相談ください。

のなか内科 院長 野中 雅也

のなか内科について

のなか内科は、埼玉県さいたま市大宮区(旧大宮市)に野中医院として開院し、野中病院を経て今年で78年目となります。今後もさいたま市や大宮区の地域医療を担っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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