各種ワクチン
Various Vaccines
各種ワクチン
Various Vaccines
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。
RSウイルスは、2歳までにほぼすべての子どもが感染するとされていますが、その後も生涯にわたって何度も感染と発症を繰り返します。
成人の方の多くは軽症で、発熱や鼻水、咳などの症状があらわれ、数日で回復しますが、一部の方は、気管支炎や肺炎に至ることもあります。また、喘息、COPD、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります。
潜伏期間は4~5日:発熱、鼻水、咳などの上気道炎の症状で発症
RSウイルス感染症は一般的には軽症で回復しますが、高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患など)、免疫機能が低下している人の場合、RSウイルス感染症の重症化リスクが高いとされています。
RSウイルス感染症は、喘息、COPD、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります。
基礎疾患(喘息、COPD、うっ血性心不全、冠動脈疾患、糖尿病)がありと、その基礎疾患がない人と比較して、RSウイルス感染による入院率が高まることが報告されています(海外データ)。
成人におけるRSウイルス感染症には、直接的な治療薬がありません。
・軽症の場合:解熱鎮痛薬、水分補給など
・重症の場合:必要に応じて酸素投与、輸液、呼吸器管理
アレックスビー筋注用は、60歳以上の方が対象のRSウイルス感染症を予防するためのワクチンです。
RSウイルス感染症に対する効果は60歳以上で82.6%、
基礎疾患(※)がある60歳以上で94.6%でした(日本人を含む海外データ)。
※慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、慢性呼吸器/肺疾患、1型または2型糖尿病、慢性心不全、進行した肝疾患または腎疾患
※追跡期間の中央値は6.7ヶ月