胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年5月の当院での胃カメラ件数は151件(2024年度246件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年5月の当院での大腸カメラ件数は70件(2024年度146件)でした。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の結果
5月151件のうち2例の方に早期胃癌を認め、近隣の大学病院へ紹介し今後内視鏡切除術を施行予定となりました。その他多くが、異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。
また、ピロリ菌の除菌治療は7件(一次除菌6件、二次除菌1件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の結果
5月70件のうち当院で大腸ポリープを切除した方は例でした。また悪性疾患を4例の方に認めました。そのうち3例が大腸癌(1例は進行癌)、1例がカルチノイド腫瘍でした。大腸癌の2例を近隣の大学病院や総合病院へ紹介させていただいております。その他2例のかたは当院で内視鏡切除を施行しております。
考察・まとめ
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)151件施行し2例の方に早期胃癌を認めました。そのうちお1人はみぞおちの痛みがあるとのことで内視鏡検査を施行した方です。
また、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)70件を施行し早期大腸癌2例と進行癌1例、カルチノイド腫瘍1例を認めました。
そのうちのお1人は大腸癌検診が陽性の方で、その他の2人は腹部の違和感や便通異常のために、内視鏡検査を施行しております。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、腹部違和感、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)と腹部超音波検査(腹部エコー)を内視鏡専門医・消化器病専門医の松本院長、内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の野中医師の2名で担当しております。松本院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療・内視鏡検査をしており、野中医師は火、水、木、金で診療・内視鏡検査をしております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。