大腸カメラで分かる病気

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お腹の悩み、ご相談ください。大腸カメラでわかる様々な病気
便秘や下痢を繰り返す、血便が出た、お腹が痛いといった症状がある場合、大腸に何らかの異常が起きている可能性があります。
大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の粘膜を直接観察することで、これらの症状の原因となる様々な病気を早期に発見し、適切な治療につなげることができる重要な検査です。
ここでは、大腸カメラで具体的にどのような病気がわかるのかをご紹介します。

大腸で見つかる主な病気

大腸ポリープ: 大腸の粘膜にできる隆起性の病変です。

症状 ほとんどが無症状で、検診や他の病気の検査で見つかることが多いです。まれに、ポリープが大きいと出血することがあります。
原因 加齢、食生活、遺伝的要因などが考えられています。
大腸カメラでの所見 大腸粘膜から突出した様々な形や大きさの隆起として観察されます。種類によってはがん化のリスクがあるため、検査中に切除し、病理検査を行います。

大腸がん: 大腸の粘膜から発生する悪性腫瘍です。

症状 初期にはほとんど自覚症状がありません。進行すると、血便、便通異常(便秘と下痢を繰り返すなど)、腹痛、体重減少、貧血などが現れることがあります。
原因 食生活、肥満、運動不足、遺伝的要因、炎症性腸疾患などがリスク因子とされています。
大腸カメラでの所見 大腸粘膜の不整な隆起、潰瘍、狭窄などが観察されます。生検による病理診断が確定診断となります。早期発見が予後を大きく左右します。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病): 大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。

症状 潰瘍性大腸炎 主に大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができ、血便、下痢、腹痛などが起こります。
クローン病 口から肛門までの消化管のあらゆる部位に炎症が起こりうる病気で、腹痛、下痢、発熱、体重減少などがみられます。
原因 自己免疫異常などが関与すると考えられていますが、明確な原因は不明です。
大腸カメラでの所見 粘膜の炎症、びらん、潰瘍、浮腫、縦走潰瘍(クローン病)などが観察されます。組織生検を行い、病理学的な診断を確定します。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

大腸憩室症・憩室炎: 大腸の壁の一部が外側に袋状に飛び出したものが憩室です。

症状 憩室症 ほとんどが無症状で、大腸カメラ検査などで偶然発見されることが多いです。
憩室炎 憩室に細菌感染などが起こると、腹痛(特に左下腹部痛)、発熱、吐き気などの症状が現れます。
原因 加齢や腸内圧の上昇などが考えられています。
大腸カメラでの所見 大腸壁に小さな窪み(憩室)が多数観察されます。憩室炎の場合は、周囲の粘膜の炎症や腫れが見られます。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

感染性腸炎: 細菌、ウイルス、寄生虫などが原因で起こる大腸の炎症です。

症状 急な下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などが見られます。
原因 汚染された食品や水、感染者からの二次感染など。
大腸カメラでの所見 粘膜の発赤、浮腫、びらんなどが観察されます。原因微生物を特定するために便の検査が行われることが多いです。

虚血性大腸炎: 大腸への血流が一時的に不足することで起こる炎症です。

症状 突然の腹痛(左下腹部痛が多い)、血便が主な症状です。
原因 便秘、動脈硬化、血栓、脱水などが考えられます。
大腸カメラでの所見 粘膜の蒼白、出血、びらん、潰瘍などが観察されます。多くの場合、自然に改善しますが、重症化することもあります。

症状がなくても、定期的な検査が大切です

特に大腸がんは、早期には自覚症状が少ないため、定期的な大腸カメラ検査による早期発見が非常に重要です。気になる症状がある方はもちろん、症状がない方も、年齢やリスク要因に応じて検査を検討することをおすすめします。
さいたま市大宮区の『のなか内科』では、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療と検査を行っております。お気軽にご相談ください。

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