舌下免疫療法について

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舌下免疫療法について

舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を含む薬を毎日少量ずつ舌の下に置いて溶かすことで、体をアレルギー反応が起きにくい状態に変えていく治療法です。 

くすりで症状を一時的に抑えるだけでなく、アレルギーの体質そのものを改善することが期待できる治療法です。スギ花粉症とダニアレルギーには健康保険が適用されます。

対象となるアレルゲン

🌸 スギ花粉(シダキュア)

🏠 ダニ(ミティキュア)

・ 毎年春にくしゃみ・鼻水がひどい方 ・ 通年性のくしゃみ・鼻づまりがある方
・ スギ花粉症と診断されている方 ・ ダニアレルギーと診断されている方
・ 血液検査でスギ抗体が陽性の方 ・ 血液検査でダニ抗体が陽性の方
・ 治療開始時期:612 ・ 治療開始時期:通年可(医師と相談)

 

※ スギ花粉が飛散している時期(15月頃)は新たに治療を開始できません。希望される方はお早めにご相談ください。

治療の流れ

増量期 (約2週間) 少量から始め、徐々に量を増やしていきます。副作用が出やすい時期のため、初回は診察室で服用し30分間経過を観察します。
維持期 (35年間) 一定量を毎日継続して服用します。症状は半年〜1年後から改善し始め、続けるほど安定してきます。通院は安定後、月1回程度です。

 

※ 治療効果を確実にするために、最低2年間・できれば35年間の継続が推奨されています。

薬の正しい服用方法

毎日の服用手順
錠剤またはフィルムを舌の下に置く
1〜2分間そのまま保持する(飲み込まない)
その後、飲み込む
服用後5分間:うがい・飲食を控える
服用後30分間:激しい運動・入浴・飲酒を避ける

 

飲み忘れたときは?  その日のうちに気づいた場合はその日の分を服用してください。翌日以降に気づいた場合は1回分のみ服用し、2回分を一度に飲まないでください。2週間以上空いた場合はご受診ください。

副作用について

よくある副作用(軽度・一時的) すぐに受診が必要な症状
・ 口・舌のかゆみや腫れ ・ 全身のじんましん・強いかゆみ
・ のどのかゆみ・違和感 ・ 呼吸困難・ぜーぜー音(喘鳴)
・ 耳のかゆみ ・ 意識の変化・血圧の低下

 

多くは治療開始直後の一時的な反応で、続けるうちにおさまります。重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)は非常にまれですが、初回は院内で経過を観察します。

 

日常生活での注意点

生活上のポイント
定期的に通院し、血液検査・診察を受けましょう
自己判断で薬を中断・増減しないでください
服用後30分は激しい運動・飲酒・入浴を避けてください
発熱・体調不良時は服用を控え、担当医に相談してください
他の医療機関で処方された薬やサプリメントは必ず申告してください
妊娠・手術など生活の大きな変化があるときは必ずご相談ください

よくあるご質問(Q&A)

Q1 効果はいつ頃から出ますか?

A 個人差がありますが、多くの方は6ヶ月〜1年後から効果を実感されます。スギ花粉症の方は翌シーズンから症状が軽くなることが多いです。効果が出るまで焦らず継続することが大切です。

Q2 薬はずっと飲み続けなければいけませんか?

A 治療期間は35年間が推奨されています。十分な期間継続した後は、治療終了後も効果が持続する(寛解する)方が多いです。ただし途中でやめてしまうと効果が十分得られないため、担当医と相談しながら進めましょう。

Q3 子どもでも受けられますか?

A 5歳以上のお子さんから治療が可能です。保護者の方と一緒にご来院いただき、服用方法をしっかり確認します。継続しやすい環境づくりが治療成功のカギです。

Q4 妊娠中・授乳中でも治療を続けられますか?

A 妊娠中に新たな治療を始めることは推奨されていません。治療中に妊娠が判明した場合は速やかに担当医へご連絡ください。現在の状況に合わせて方針を相談します。

Q5 スギとダニを同時に治療できますか?

A 両方のアレルギーがある場合、同時に行えることもありますが、副作用の管理上、時期をずらす場合もあります。担当医と一緒に計画を立てましょう。

舌下免疫療法は、毎日の積み重ねが大切な治療です。

「昨年より花粉症が楽だった」「薬の量が減った」── そうした小さな変化が、治療の確かな手応えです。

すぐに効果が出なくても、あきらめないでください。体がゆっくりと変わっていく治療ですので、焦らず続けることが最も大切です。

気になることや不安なことは、何でも担当医やスタッフにご相談ください。

電話048-641-8777

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